夏のスキューバダイビングで耳のトラブルを防ぐために

夏になると、スキューバダイビングを楽しむ方が増えてきます。美しい海の世界を満喫できる魅力的なスポーツですが、水中では地上とは異なる「水圧」が耳や鼻に大きな影響を与えます。耳のトラブルを防ぐためには、潜る前の体調管理と耳の状態を確認することがとても大切です。

 

ダイビングで最も多い耳のトラブルとは?

ダイビング中によくみられるのが「耳抜き」がうまくできないことによる耳の障害です。
水中では深く潜るほど水圧が高くなります。この圧力差を調整するために耳抜きを行いますが、鼻づまりやアレルギー性鼻炎、風邪などで耳管(耳と鼻をつなぐ管)の働きが悪くなると、圧力をうまく逃がすことができません。

 

その結果、

耳が痛い
耳が詰まった感じがする
音が聞こえにくい
めまいがする
鼓膜を傷めてしまう

といった症状が現れることがあります。

無理に潜るのは危険です

「少し鼻が詰まっているだけだから大丈夫」

そう思って潜る方も少なくありません。

 

 

しかし、耳抜きができない状態で無理に潜ると、鼓膜や中耳に大きな負担がかかります。症状によっては治療に時間がかかり、しばらくダイビングができなくなるケースもあります。

耳抜きがスムーズにできない場合は、無理をせず潜水を中止する判断も大切です。

ダイビング前にチェックしたいポイント

安全にダイビングを楽しむために、次のような症状がある場合は事前に耳鼻咽喉科を受診しましょう。

鼻づまりが続いている
花粉症やアレルギー性鼻炎がある
風邪をひいている
最近耳が詰まることがある
耳抜きが苦手
過去に耳を痛めたことがある

 

これらの症状を放置すると、ダイビング中の耳のトラブルにつながる可能性があります。

ダイビング後も注意しましょう

ダイビング後に

耳の痛みが続く
聞こえが悪い
耳鳴りがする
めまいがある

 

といった症状がある場合は、単なる疲れではなく耳の障害が起きている可能性があります。早めに耳鼻咽喉科を受診することで、症状の悪化を防ぎ、回復も早くなることが期待できます。